私が足の脱毛を決意したとき、目の前には二つの道がありました。一つは、手頃な価格で始められる美容サロンの光脱毛。もう一つは、高価だけれど確実な効果が期待できる医療クリニックのレーザー脱毛。どちらを選ぶべきか、私は徹底的に調べ、考え抜きました。そして最終的に、私が選んだのは医療脱毛でした。その決断に至ったのには、いくつかの明確な理由があります。最大の理由は、「終わりがある」という確実性です。私は、その場しのぎの気休めではなく、長年悩み続けてきたこの問題に、根本的な決着をつけたかったのです。美容脱毛が「減毛・抑毛」を目的とし、通うのをやめればまた元に戻る可能性があるのに対し、医療脱毛は毛根組織を破壊することで「永久脱毛」を目指せる唯一の方法であると知ったとき、私の心は決まりました。これから先、何年も何十年も、ムダ毛のことを気にしながら生きていく人生はもう終わりにしたかった。そのためには、初期費用が高くても、最終的にゴールにたどり着ける道を選ぶべきだと考えたのです。二つ目の理由は、肌トラブルへの不安です。私の足は、長年の自己処理によって非常にデリケートな状態でした。乾燥しやすく、少しの刺激でも赤みが出てしまう。そんな肌に、いくら安全だと言われても、熱エネルギーを照射することに一抹の不安がありました。医療機関であれば、施術を行うのは皮膚の専門知識を持つ医師や看護師です。万が一、火傷や炎症といったトラブルが起きたとしても、その場で適切な医学的処置を受けられるという安心感は、何物にも代えがたいものでした。美容のためとはいえ、自分の体を預けるのですから、安全性は絶対に妥協できないポイントでした。そして三つ目の理由は、結果的に「時間」と「総額費用」で効率的だと判断したからです。美容脱毛は一回の料金は安いですが、効果がマイルドな分、多くの回数と長い期間が必要です。医療脱毛は一回あたりの効果が高く、少ない回数で完了を目指せます。だらだらと通い続けて結果的に高額になるよりも、短期間で集中して投資し、早く結果を手に入れる方が、私の性には合っていました。痛みへの覚悟は必要でしたが、それ以上に、確実な未来を手に入れたいという思いが強かったのです。