-
足脱毛後の美肌を左右するアフターケア
足の脱毛を終えた後の、あの滑らかな肌触りは、何物にも代えがたい喜びです。しかし、その美しい状態を長く保ち、脱毛効果を最大限に引き出すためには、施術後の「アフターケア」が非常に重要になります。特に、足は体の中でも乾燥しやすい部位であり、適切なケアを怠ると、思わぬ肌トラブルを招いてしまうこともあります。脱毛後のアフターケアの柱は、「保湿」と「紫外線対策」の二つです。まず、保湿についてです。レーザーや光を照射した後の肌は、熱エネルギーによって内部の水分が奪われ、非常に乾燥しやすいデリケートな状態になっています。見た目には何ともなくても、肌のバリア機能は一時的に低下しています。この状態で乾燥を放置すると、かゆみや赤みが出やすくなったり、皮膚が硬くなることで次に生えてくる毛がスムーズに排出されず、埋没毛の原因になったりすることがあります。施術当日はもちろんのこと、次の施術までの間も、毎日欠かさず保湿ケアを行う習慣をつけましょう。特に入浴後は水分が蒸発しやすいゴールデンタイムです。体を拭いたらすぐに、化粧水やボディローション、クリームなどでたっぷりと潤いを与えてあげましょう。特に、皮脂腺が少なく乾燥しやすい「すね」は、念入りにケアすることがポイントです。次に、紫外線対策です。施術後の敏感な肌が紫外線を浴びると、シミや色素沈着を引き起こすリスクが高まります。また、日焼けをしてしまうと、肌のメラニン色素にレーザーが過剰に反応してしまうため、次回の施術時に火傷のリスクから出力を上げられなかったり、最悪の場合、施術を断られたりすることもあります。これでは、効果が半減してしまい本末転倒です。足は、夏場のショートパンツやスカートだけでなく、ロールアップしたパンツの足首など、意外と紫外線を浴びやすい部位です。季節を問わず、外出時には日焼け止めを塗ることを徹底しましょう。この二つの地道なケアを続けることが、脱毛によるダメージから肌を守り、トラブルのない理想のつるすべ足へと導く、最も確実な道なのです。